「未来の手紙」(椰月美智子)
それこそが私たちの日常であり、子どもたちの現実 「未来の手紙」(椰月美智子) 光文社文庫 6年生の「わたし」は、悩み事があるとしいちゃんの家に行く。今日は友だちが悪口を言っていたのに出くわして気持ちが重かった。しいちゃん...
それこそが私たちの日常であり、子どもたちの現実 「未来の手紙」(椰月美智子) 光文社文庫 6年生の「わたし」は、悩み事があるとしいちゃんの家に行く。今日は友だちが悪口を言っていたのに出くわして気持ちが重かった。しいちゃん...
家族って何だ? 今、家族の在り方が変わっています。大家族から核家族へと移行したのはもはや過去。母子家庭、父子家庭、家庭内別居、夫婦別姓、…いずれ同性婚が認められれば、母2人と子1人などという家族の形も出現するのでしょう。...
救われることのない哀しい生き方 「しずかな日々」(椰月美智子) 講談社文庫 祖父との生活も馴染んできた「ぼく」。親友押野とともに夕食の買い物に出かけたスーパーに、たまたま母と仕事仲間のみどりさんがいた。「ぼく」の買い物か...
少年の「しずかな」一夏の成長物語 「しずかな日々」(椰月美智子) 講談社文庫 小学校5年生に進級し、初めて友達のできた「ぼく」。後ろの席の押野は「ぼく」を草野球に誘い、姉の作ったプリンの試食に誘い、クラスの友達との間を取...
本の海へ出かけよう~現代作家の描く友達たち 大きな希望と少しの不安を抱えながら 春に入学するピカピカの中学校1年生。 冒険のはじまりに 仲間との出会いが必要であるように、 読書も友達を見つけることが 第一歩となります。 ...
多感な中学校2年生を描いた「生徒文学」 「市立第二中学校2年C組」 (椰月美智子)講談社文庫 8時09分、 瑞希は決まらない髪形に悩み、 10時24分、 貴大は里中さんを好きになる。 12時46分、 グループ分けで内海が...
描かれている祖母・母・娘の関係は良好です 「しいちゃん」(椰月美智子) (「未来の手紙」)光文社文庫 小学校6年生ののりえは、 悩み事があると しいちゃんの家に行く。 今日は友だちが 悪口を言っていたのに出くわして 気持...
子どものための大人理解の書 「14歳の水平線」(椰月美智子)双葉文庫 昨日は本作品について 「少年の一夏の成長物語」と 紹介しました。 今日は別の一面について 取り上げたいと思います。 思春期の子どもが その特有の悩みに...
極めて現代的な「成長」と「友情」が描かれている 「14歳の水平線」(椰月美智子)双葉文庫 中二病真っ只中で いらついてばかりの加奈太は、 父親の故郷の島で 夏休みのキャンプに 参加することになる。 初対面の6人が集まって...
子どものために書かれた100%の児童文学 「十二歳」(椰月美智子)講談社文庫 子どもたちが読むべき本って、 どんな本だろう。 この十数年、 ずっと考えてきました。 幼児期に読ませたい本は 豊富にあります。 絵本です。 国...